酒造好適米 【しゅぞうこうてきまい】

酒造りに適している米。米粒が大きく、心白(米粒の中央部の白く濁った塊)の発現率が高く、タンパク質が少ないことなどが条件。普段食べているお米(粳米)を酒造りに使用しやすいよう品種改良して作られた。山田錦、五百万石、雄町、美山錦をはじめ、20数種類ある。また、近年は地方自治体による独自の酒造好適米(岩手県「吟ぎんが」など)の開発も進んでいる。 酒造好適米の栽培に適した環境として、朝晩の寒暖の差が激しいこと、土壌が栄養分を豊富に蓄えていること、一般米の栽培より2倍程の間隔を空けて栽培できること、などがあげられる。

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地酒の原料