菊水日本酒文化研究所
平成16年に完成した「菊水日本酒文化研究所」は、日本酒という「モノ」造りから魅力的な「コト」創りまでを追求する研究施設である。
有機をテーマにした独創的な建築と環境も、日本酒業界において他に類を見ない。
「より良い酒を追求し、豊かなくらしを創造する」という菊水酒造の理念に基づいた、5つの機能を備えている。
研究開発機能
菊水酒造ならではの独創的な研究活動、開発活動を推進するために、日本酒と酒文化に関わる資料や文献、物品類を収蔵。そして社外研究機関と連携を図り、専任スタッフがその成果を具体化する。
製造機能
創業者の名を冠した「節五郎蔵」を設け、研究開発活動と連動した試験醸造、ハイレベルの技術を必要とする酒造りに挑戦し、新しい菊水ブランドを生み出す。
人材育成機能
自動制御機能を持たない節五郎蔵で酒造りを行うことによって、自ら熟考し、感じ取り、体得する酒造修練場として活用する。
情報発信機能
独自の研究開発、さまざまな醸造活動から得た情報を整理分類し、webや書籍出版等で発信する。
交流機能 ホール
「広敷」や酒文化展示室などで催されるイベント等で多くの方々と出会い、その交流を深め、菊水酒造のファンを広げる。