染付金具高蒔絵御所車図大花瓶
明治政府は、貿易振興のため、欧米都市で開催されていた万国博覧会への支援に積極的であった。
この作品は、明治6年オーストリアで開催されたウイーン万博に出品された有田焼の大花瓶。日本館の入り口の両脇を飾った。
制作には杜氏有田皿山から優秀な職人を集めてつくられた。使われている技法はろくろと紐造り。また、金の部分は蒔絵の技法が用いられている。
色絵龍文大大壺
胴中央には中国の皇帝をあらわす『五ヅメの龍』が、胴全体には出世を意味する『滝登りの鯉』、長寿を意味する『亀』、仙人が住んでいるといわれる『崑崙山』、『鳳凰』などおめでたい絵柄が描かれている。
柿右衛門様式の人形
寛文時代に流行した御所髷を結い、小袖に打掛けを羽織った婦人像は、柿右衛門様式の人形を代表する作品の一つ。
柿右衛門様式の特徴である鮮やかな朱色が目を引く。