ひやおろし特集
2022 年10月
秋の訪れとひやおろし 紅葉色に染まり酔う
ひやおろしとは
その昔、お酒を瓶に詰めて出荷する前の加熱殺菌は、大鍋にお湯を溜め、瓶ごと浸けて行っていました。中のお酒の温度が62℃ぐらいになるので、蔵人の手は熱で剥け大変でした。秋になると暑さも和らぎ、加熱殺菌をしなくても『冷や(そのまま)で出荷(卸し)』できるようになります。これが『ひやおろし』の語源です。穏やかな香り、滑らかな味コクは、秋の味覚と相性抜群。秋の夜長を、旬の食材と旬の日本酒をあわせて楽しんでみてはいかが?
今月の肴
地酒に合う料理長の厳選メニュー
黒毛和牛のすき焼き
口の中でとろける和牛の甘み
脂身が甘めの国産黒毛和牛のサーロイン。 原酒のお米の本来の味わいと相性が良く、 寒くなるこの時期に最高の組み合わせ。
ハタハタの南蛮漬け
酒飲みがたまらない酸味
秋田県のハタハタの南蛮漬けです。 南蛮漬けの酸味が、ひやおろしの旨味と合い、 晩酌が止まらなくなります。
サンマの塩焼き
秋を彩る最高の晩酌を
北海道産のサンマの塩焼きです。 炭火で塩焼きにした身たっぷりのサンマ、 紅葉を見ながら秋の訪れに酔いましょう。
今月の地酒
今が飲み頃の地酒3銘柄をセレクト
お福正宗 冷や卸し 特別純米原酒
特別純米酒の風味を最大限に活かすため、原酒のまま低温で熟成させたお酒です。原酒ならではの米本来のコクと熟成ならではのなめらかな口当たりが特徴です。
新潟県 お福酒造株式会社
千福 月夜のうさぎ純米吟醸-ひやおろし-
ほのかに甘い香り、なめらかな口あたりとフルーティーな甘味、すっきりと飲みやすい後口