冷や卸特集
2019 年10月
女性に人気のひやおろし 秋の味わいと夜風を感じて
冷や卸とは
その昔、お酒を瓶に詰めて出荷する前の加熱殺菌は、大鍋にお湯を溜め、瓶ごと浸けて行なっていました。中のお酒の温度が62℃ぐらいになるので、蔵人の手は熱で剥け大変でした。秋になると暑さも和らぎ、加熱殺菌をしなくても『冷や(そのまま)で出荷(卸し)』できるようになります。これが『ひやおろし』の語源です。穏やかな香り、滑らかな味コクは、秋の味覚と相性抜群。秋の夜長を、旬の食材と旬の日本酒をあわせて楽しんでみてはいかが?
今月の肴
地酒に合う料理長の厳選メニュー
黒バイ貝の旨煮
地酒がよく合う味わいと食感
国産の黒バイ貝を醤油ベースで味付け、ほんのり甘みがありコリコリした食感は、日本酒の旨味とよく合います。
さんまの炭火焼き
秋を代表するお酒と料理
北海道産さんまの炭火焼き。淡麗な地酒にはお魚がよく合います。秋といえば、ひやおろしとさんまですね。
秋鮭とキノコのほう葉味噌焼き
三拍子揃った秋料理
旬の食材である秋鮭とキノコ。味噌の味わいがよく染み込んでおり、ほう葉の香りが秋を感じさせます。
今月の地酒
今が飲み頃の地酒3銘柄をセレクト
ひやおろしの上善如水 純米吟醸
新潟県産の越淡麗を使用。夏の熟成期間を経たまろやかで深みのある味わいのお酒です。
新潟県 白瀧酒造株式会社
神鷹 純米ひやおろし
寒造りの新酒を瓶詰め後冷房蔵に半年間熟成させました。丸みとコクのある味わいが特長です。
兵庫県 江井ヶ嶋酒造株式会社