生貯蔵酒特集
2018 年6月
入梅の折、蒸し暑い日に爽やかな肴を楽しむ
生貯蔵酒とは
生貯蔵酒とはもろみを搾った後、<火入れ>をせずに生のまま貯蔵したお酒です。火入れは酒の中にある酵母の働きを止めたり、殺菌をするための工程で、貯蔵する前と瓶詰め前の2回が通常ですが、生貯蔵酒は瓶詰め前の1回のみ行います。そのため、香りが華やかに広がり、爽やかなのど越しです。フレッシュな味わいが魅力なので、手に入れたら早めに飲むのがベスト。蒸し暑いこの時期、キュッと冷やした生貯蔵酒で涼をとって。
今月の肴
地酒に合う料理長の厳選メニュー
鱧(はも)とアスパラの梅しそ巻き揚げ
さっぱり後味が生貯蔵の爽やかさを引き立てる
梅肉とアスパラを鱧でくるみ、天ぷらで揚げた一品。 サクサクっと衣の軽やかな音の後に、酸味の利いた梅肉がアスパラの青々とした風味と共に口に広がります。 佃煮で味を変えながら召し上がれ。
水茄子ときゅうりのサラダ
向かい来る夏を味わう、爽やかな逸品
夏にふさわしい、爽やかな後味のサラダ。 夏野菜の泉州茄子ときゅうりに、千切りにしたみょうがと大葉が爽やかさをプラス。 塩昆布とごまをのせ、煎り酒ドレッシングでさっぱりと仕上げました。
鯵(あじ)のなめろう
素材の新鮮さを味わう極上の肴
静岡県網代港の鯵でつくったなめろう。 みょうがとしょうがを合わせ、米麹味噌を練りこみました。 みょうがのサクサク感となめろうのしっとり感が食感に立体感を演出します。
今月の地酒
今が飲み頃の地酒3銘柄をセレクト
生貯蔵じょっぱり
爽やかな飲み口と優雅な香りの辛口本醸造酒です。
青森県 六花酒造株式会社