純米吟醸特集
2018 年5月
風かおる五月、出会いものに出会う食卓
純米吟醸とは
精米歩合60%以下の米・米麹に、既定の範囲内の醸造用アルコールを加え、低温でゆっくりと発酵させる「吟醸酒」。その""吟醸造り""という手法を用いて、醸造用アルコールを加えず、米・米麹・水だけで作る「純米酒」で造られたお酒が「純米吟醸」です。時間と手間とコストはかかりますが、その分香り豊かで上品な味わいなので、おもてなしなどの人が集まるシーンで出せば、テーブルが一段と華やぐはずです。
今月の肴
地酒に合う料理長の厳選メニュー
鰆(さわら)の塩焼き
旨味広がる純米吟醸の名脇役
静岡県網代港であがった肉厚な鰆を塩だけでほんのり味付け。 あぶった皮のパリパリとした食感と淡泊でふっくらとした白身が口の中に広がります。 シンプルな鰆と豊な旨味の純米吟醸は絶妙なバランスです。
山菜の天ぷら
季節を味わう山の幸。
季節の山菜を贅沢にあつめました。 そら豆、山うど、うり、こごみを軽やかな衣が包み込みます。 そら豆の甘味や山うどのこりこりとした食感。 葉と茎それぞれの食感の違いを楽しめるこごみ。 ゆっくりと少しずつ違いを味わいたい一皿です。
茄子田楽
まろやかピリ辛な茄子田楽と純米吟醸を一緒に
弾力のある茄子には、自家製白味噌をベースに卵黄を加えて味わいまろやかな味噌だれ。 上にかかったごま七味は、ピリっと控えめな刺激とやさしく広がるごま風味。 加えたネギの爽やかさと一緒に、立体感を演出します。
今月の地酒
今が飲み頃の地酒3銘柄をセレクト
純米吟醸 煌琳
低温発酵による優雅な香りと純米ならではの旨味が調和。吟醸と純米の良さを兼ね備えた呑み飽きしない逸品。
岩手県 酔仙酒造株式会社
純米吟醸
モンドセレクション4年連続金賞受賞(2009~2012)!華やかな香りと米本来の旨みがうまく調和したお酒です。
福島県 奥の松酒造株式会社